美術工芸 田中光月 田中照雄

越前漆器の産地・河和田に生まれ、15歳から木地師の親方の元で10年間修業を積む。その後2代目である父・近より一子相伝の浮月挽うげつびきを伝授される。浮月挽は、ロクロを用い欅の表面を刃物で精巧にくり抜き周囲を環のように浮き出させ、月の様に回る、独自の技法を用いた作品。平成25年福井県優秀技能者表彰を受ける。